試験の結果分析を踏まえ、宅建士試験は独学合格可能か?
結果、得点は39点でした。
合格基準点が34点でしたので、余裕でクリアできています。
ただ、重要なのは50問中、自信をもって正解にたどり着くことのできた★★の問題がどれだけあったかということです。これらの問題は確実に過去問演習で正解にたどり着けていますが、残りの正解はどこかに不安定要素があり、ある程度ヤマカンで絞り込んでいる部分があります。
結論的には★★は26問でしたので、合格基準点にたどり着くにはあと8問正解する必要が出てきます。
この8問を確実に取れるかが合否の分かれ道になるわけですが、個人的には資格学校に通ったり、模擬試験を受けても厳しいのではないかと思っています。
資格学校の試験問題解説ではしたり顔で講師が正解は選択肢3等と語っていますが、実際に資格学校でその論点を説明し、議論していたかは相当疑問です。なぜなら、資格学校の講座は過去に出題された問題をベースに口座内容が構成されているからです。
そうでないと、学習範囲が膨大になってしまい、出題される可能性の低い分野まで勉強することになり非効率になってしまいます。
私が使用した問題集は過去問12年分が掲載されておりまたが、それでも見たことのない論点が出てくるということは資格学校でも取り上げられていない可能性が高いと思っています。
個人的には、宅建士試験は独学で合格可能と思います。過去問を数回やると、問題のくせみたいなものが感覚的にわかるようになり、なんとなくこっちが正解だろうな、というようなカンが養われてきます。この辺の感覚をいかに養えるかが合否のカギを握っているのではないかと思います。
資格学校に高いお金を払って通わずとも、参考書を読んである程度理解出来たらあとは過去問を繰り返しやって、過去問の論点を学習することと、★のような問題で、迷ったときに正解にたどり着くカンを養うことが大事だと思います。
宅建士試験の結果 その5
続いて、問41から問50までになります。★★はほぼ間違いないというレベルで正解にたどり着けたもの。★はある程度まで絞り込みができ、正解にたどり着けたというものです。
問題分そのものはネット等でご自身で探して頂くようお願い致します。
【問 41】 選択 1(正解) ★
過去問を解いていれば選択肢ウとエが誤り、選択肢アが正しい事は判断できます。残るは選択肢イですが、金額を記載して時期を記載しないのは変なので、誤りと判断。
【問 42】 選択 2(正解) ★★
過去問を解いていれば、2が正しい事は判断出来ました。
【問 43】 選択 4(正解) ★
過去問を解いていれば、選択肢ア、ウ、エが違反する事は判断できます。問題は選択肢イですが、さすがに事実をゆがめて告げるのは違反と判断。
【問 44】 選択 2(正解) ★★
過去問を解いてれば、2が正しい事は判断出来ました。少し計算が面倒ではありますが。
【問 45】 選択 3(正解) ★★
過去問を解いていれば、選択肢1、2、4が誤りである事は判断できます。選択肢3については、過去問でも出題されていませんせんが、消去法で3を選択。
【問 46】 選択 1(正解) ★★
過去問を解いてれば、選択肢1が誤りである事は判断できました。賃貸住宅に関する貸付を機構は行っていません。
【問 47】 選択 2(正解) ★★
過去問を解いていれば、選択肢3が誤りである事は判断できました。また、選択肢1も何となく誤りであろう、と判断できます。残るは選択肢2と4ですが、選択肢4だと、1日前に高値で出して値下げと表示出来てしまうので、誤りと判断。消去法で2を選択。
【問 48】 選択 3(正解) ★★
数字を記憶しておけば、簡単に3が正しい事は判断できました。
【問 49】 選択 4(正解) ★★
常識的に4が不適当と判断。
【問 50】 選択 3(正解) ★★
常識的に3が不適当と判断。
宅建士試験の結果 その4
続いて、問31から問40までになります。★★はほぼ間違いないというレベルで正解にたどり着けたもの。★はある程度まで絞り込みができ、正解にたどり着けたというものです。
問題分そのものはネット等でご自身で探して頂くようお願い致します。
【問 31】 選択 3(正解) ★★
過去問をやっていれば選択肢3が誤りであることは判断出来ました。結構、頻出の論点であったと思います。
【問 32】 選択 1(正解) ★
過去問をやっていれば似たような論点は出ていましたが、ずばり同じ論点はありませんでした。選択に悩みましたが、用途地域外で住宅の用に供されるわけでもないので、宅地ではないと判断。
【問 33】 選択 1(正解) ★★
過去問で出たことのない論点ですが、常識的に考えると、選択肢2,3,4は誤りであると分かるので、1を選択。
【問 34】 選択 2(正解) ★★
営業保証金に関する問題です。過去問に同じような選択肢はありませんが、内容的には過去問を解いていれば分かるので、2を選択。
【問 35】 選択 1(不正解)
過去問を解いていれば選択肢ウは間違いである事、及び、選択肢アは正しい事は判断できますが、選択肢イとエについては、過去問からは判断できません。カンで1を選択。
【問 36】 選択 4(不正解)
過去問を解いていれば、選択肢2と3が正しい事は判断できます。選択肢1と4で迷って、カンで4を選択。
【問 37】 選択 3(正解) ★
過去問を解いていれば、選択肢2と4が誤りであることは判断できます。選択肢1と3で迷いましたが、カンで3を選択。
【問 38】 選択 4(正解) ★
過去問では専任媒介契約に関する出題はありましたが、一般媒介契約に関する出題はありません。ただ、専任媒介契約の事が理解できていれば何となく判断出来ました。
【問 39】 選択 1(正解) ★★
過去問を解いていれば選択肢2と3が誤りであることは判断できます。残るは選択肢1と4ですが、過去問を解いていれば1が正解である事は判断できました。
【問 40】 選択 3(正解) ★★
過去問を解いていれば、選択肢1と4が誤りであることは判断できます。残るは選択肢2と3ですが、過去問を解いていれば3が正解であることは判断できました。
宅建士試験の結果 その3
続いて、問21から問30までになります。★★はほぼ間違いないというレベルで正解にたどり着けたもの。★はある程度まで絞り込みができ、正解にたどり着けたというものです。
問題分そのものはネット等でご自身で探して頂くようお願い致します。
【問 21】 選択 3(正解) ★★
選択肢3に関しては、同じような選択肢が過去問で誤りとして出題されていましたので、簡単に判断出来ました。
【問 22】 選択 4(正解) ★★
1、2、3が不正解と言うのは過去問をやっていれば簡単に判断できますので、4を選択。2については、迷うところですが、対価についての助言、に関しては過去問でも誤りととして出題されていたのを記憶しており、助かりました。
【問 23】 選択 1(正解) ★
過去問をやっていれば、選択肢2と3は除外出来ると思いますので、残るは選択肢1と4。カンで1を選択。
【問 24】 選択 1(正解) ★
過去問をやっていれば選択肢2と3は除外できると思います。残るは選択肢1と4になります。選択肢1に関して、210㎡というのは正しいのは過去問から分かるのですが、平成28年がどうかが判断付きませんでした。一方、選択肢4については、4%超えることができない、とありますがさすがにそれはないだろう、と1を選択。
【問 25】 選択 1(不正解)
過去問をやっていれば選択肢2が正しい事は分かりましたので、除外できました。残るは選択肢1,3,4になり、1を選択しました。ただ、後から冷静に考えてみれば3が間違いというのは分かります。時点修正という言葉を知らなくても、時点ではない事は問題分から判断できますので。
【問 26】 選択 2(正解) ★★
これは過去問をやっていれば簡単に選択肢2と判断できました。
【問 27】 選択 4(正解) ★★
選択肢4がずばり過去問にあったかどうかは、記憶していませんが、欠格事由については、参考書の内容を覚えていましたので、4を選択。3は微妙ですが、控訴中ということは刑が確定していませんので、除外しました。
【問 28】 選択 4(正解)
迷いましたが、似たような選択肢が過去問にありましたので4を選択。
【問 29】 選択 4(正解) ★★
選択肢1と2が間違いであるという事は過去問をやっていればすぐに判断出来ました。過去問をやっていれば4と似たような選択肢は出題されていますので、4を選択。
【問 30】 選択 2(正解) ★★
過去問をやっていれば、イとウが誤りであることは簡単に判断出来ました。
宅建士試験の結果 その2
続いて、問11から問20までになります。★★はほぼ間違いないというレベルで正解にたどり着けたもの。★はある程度まで絞り込みができ、正解にたどり着けたというものです。
問題分そのものはネット等でご自身で探して頂くようお願い致します。
【問 11】 選択 3(正解) ★★
借地権に関する問題です。過去問をやっていれば、1、2、4が正しいというのは簡単に判断できると思います。3が明確に誤りとは判断できなくても1,2,4が除かれるので3が残るかと思います。
【問 12】 選択 4(不正解) ★
建物の賃貸借に関する問題です。1と3が間違いというのは過去問をやっていれば判断できますが、2と4の論点は過去問にもありません。カンで4を選択。
【問 13】 選択 3(不正解) ★
過去問をやっていれば選択肢1と2が正しいのは判断できます。従って、残るは選択肢3と4になりますが、4は似たような話があった気がしたので、正しいと判断して、3を選択。
【問 14】 選択 3(正解) ★
2が間違いであるのは、過去問をやっていれば判断できます。残るは選択肢1,3,4になりますが、1はさすがにないだろう、と判断して、3か4に絞りました。最終的にカンで3を選択。
【問 15】 選択 2(不正解)
完全にカンで2を選択。
【問 16】 選択 2(正解) ★
開発許可に関する問題です。過去問をやっていれば3と4は間違いであることは直ぐに分かりました。問題は1と2になります。1の選択肢は公共物の建築は許可不要という事で、駅舎、博物館、公民館、変電所などがある事は覚えていましたが、公園に関しては、はっきりしませんでした。一方、選択肢2に関しては、過去問でズバリそのものが問われたことはありませんが、過去問の解説で首都圏整備法の話が載っていた記憶がありましたので2を選択。
【問 17】 選択 4(正解)
過去問に似たような論点がありましたが、なかなか判断が付き難い問題でした。選択肢3に関しては、準防火地域はどうだったかな?と悩みました。完全に知識が定着していないと、こういう部分で迷いますね。何となく選択肢4に似たような出題が過去問であったので、4を選択。
【問 18】 選択 1(不正解)
過去問にも似たような論点はありましたが、ずばりそのものの論点はありませんでした。カンで1を選択。
【問 19】 選択 4(正解) ★★
1と3が正しい事は過去問をやっていれば判断できます。残るは選択肢3と4になりますが、選択肢4については、過去問で殆ど同じような選択肢が出されていますので、簡単に判断出来ました。
【問 20】 選択 3(正解) ★★
選択肢3については、同じような選択肢が過去問に誤りとして出題されていましたので、簡単に判断出来ました。
宅建士試験の結果 その1
実際の宅建試験受験時に自分が感じた各問題に対するイメージと正解と不正解の結果になります。
まずは、問1から問10までになります。★★はほぼ間違いないというレベルで正解にたどり着けたもの。★はある程度まで絞り込みができ、正解にたどり着けたというものです。
問題分そのものはネット等でご自身で探して頂くようお願い致します。
【問 1】 選択 1(正解) ★★
判例に関する問題です。過去問に比して、判決文が短く、簡単です。これに関しては、回答は1、とういのは分かるかと思います。
【問 2】 選択 2(正解) ★
連帯債務に関する問題は過去問にもありましたが、本問に似たような問題はなかったと記憶しています。ただし、選択肢の1と4に関しては、過去問に似たような論点がありましたので、正しいと分かります。従って、選択肢は2か3になりますが、過去問からは判断が付きません。何となく2を選択。
【問 3】 選択 4(正解) ★★
本問もなかなか過去問だけでは判断が付き難い部分もありますが、委任契約は使用契約は個人に紐ついているので、死亡で契約は終了する。ただし、賃貸借の場合は個人に紐つかないので、死亡によっては終了しない。ここまでは判断が出来ますので、イとエは間違いだろうな、と判断できます。では選択肢アにある準委任とは?となりますが、これもまぁ委任みたいなものだろう、と判断して間違いと判断しました。問題となるのは選択肢ウですが、流石に売買契約で本人が死んだから無効、という事はないだろう、と考えて、間違いと判断しました。
【問 4】 選択 2(不正解)
配偶者居住権という単語は過去問にもありましたが、本問にあるような詳細はありませんでしたので、完全に当てずっぽうで2を選択。
【問 5】 選択 4(正解) ★★
意思能力がない状態で行った契約は無効、というのは過去問でもありましたので、4を選択。本問の選択しですが、昨今成人の年齢が18歳になるとかというニュースが出ていたりしますので、18歳って成人だっけ? とか普通に迷ってしまったりしましたが、選択肢4が明らかに正解でしたので、4を選択しています。
【問 6】 選択 2(正解) ★
債権譲渡に関する問題です。債権譲渡に関しては、過去問でもありましたが、似たような論点は選択肢3以外にはありませんでした。最終的に2か4で迷いましたが、カンで2を選択。
【問 7】 選択 4(不正解)
過去問をやっていれば、1と2が正しいというのは判断できると思います。3か4で迷いましたが、カンで4を選択。
【問 8】 選択 1(正解) ★★
不法行為責任に関する問題ですが、3と4が正解であることは過去問をやっていればすぐに判断できました。従って、残るは1と2になる訳ですが、1の選択肢では、注意をしていなくても責任を負わない、と記載がありますが、さすがにそれはないだろう、と判断して1を選択。
【問 9】 選択 4(不正解)
相続に関する問題は過去問にもありましたが、本問に関するような親権がどうの、というのは過去問にもありません。親権が無い子供には相続権もないだろう、と考えて4を選択。
【問 10】 選択 3(不正解)
本問に関するような論点は過去問にはありませんでした。何となく3を選択しましたが、良く問題を読めば2(正解)を選択できたな、と改めて問題を見て思いました。
はじめまして
先日、令和三年度の宅建士試験の合格者発表がありました。
幸いに私の受験番号も合格者一覧にあり、合格証書も送られてきました。
基本的には市販のテキストと過去問問題集と一問一答集を使用しての勉強となります。
その結果、実際にどうなったのか。
勉強期間は約半年。模擬試験や予想問題集等は一切無しでの受験です。
過去問演習のみで本番受験に臨んだ場合、どの程度解けるのか。はたまた、過去問で見たことのある問題はどの程度出てくるのか。
当日は各問題をどのように思考し、どのような回答に至ったのか。この辺をお伝えしていければ、と思います。
以下、使用した問題集とテキストになります。お金を払って購入したのは、下記が全てです。その他、必要に応じて、ネットで調べたりして知識の補足を行いました。
<テキスト>
みんなが欲しかった宅建士の教科書 2021
<問題集>
スッキリとける宅建士 2021
<一問一答集>
出る順宅建士 一問一答 2021
<スマホ アプリ>
スタケン
まずは、得点ですが、38点でした。一問マークミスをしている可能性があるのですが、それが正しくマークされていれば39点となります。昨年度の合格基準点からすると、合格となります。